校長挨拶

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校長挨拶

 平成30年度、本校創立110周年記念の年にあたり、御挨拶をさせていただきます。
 本校は、私立三井工業学校として、明治41年4月に設立されました。当時、山田直矢氏(初代校長)が就任し、その後、明治42年10月、神作浜吉氏(二代校長)によってこの三井工業学校の教育方針が確定しました。創立の明治41年4月、入学式が挙行され、当時の入学生徒数は60名(採鉱科30名、機械科30名)で、入学志願者は、九州、山口各県から合わせて千人もの受験者があったとされています。幾たびの変遷を重ね、昭和25年県立移管により定時制を設置、三池南高等学校とし、昭和28年に福岡県立三池工業高等学校へと歴史をたどっていきます。神作浜吉氏が作詩し、島崎赤太郎氏が作曲した大正12年制定の第1校歌にはこの学校の教育方針が明らかに歌いこまれています。その第一節には、「秀才教育旗手にかざし、個性尊重真楫とぬきて、工業の海に漕ぎ出ん為に、まことや我等の理想は高し」と歌われ、『同帰』開校二十年記念号には、神作浜吉自から記稿した「校歌の釈義」が載せられています。この第一節は、万葉集の「大船にまかぢ(真楫)しじぬき(繁貫)大君のみことかしこみあさりするとも」からとられたとしています。秀才教育を行い、生徒が工業の荒波に漕ぎ出ていく姿を現したものと思います。このように歴史をひもとけば、本校の伝統となる校訓や校歌は、時代の荒波の中で、継承されていったものだと思われます。実に本校歴史の重みを感じる次第であります。
 本年度は、110周年の節目の年となります。建学の精神である「豊かな工業技術者の育成」の校風と、「個性尊重」「自覚努力」「自学自習」「創作工夫」「知恩感謝」の校訓は、今日まで変わることなく連綿と受け継がれています。平成29年度より、生徒は1年次「エネルギー系」「メカトロニクス系」「社会基盤系」の3系で授業を受け、2、3年次「エネルギー系」は「電気科」、「メカトロニクス系」を「電子機械科」と「情報電子科」に、「社会基盤系」は「土木科」と「工業化学科」へ分かれて授業を受け、卒業時には5学科で卒業することになります。授業は1年次から各専門学科の授業内容を踏まえた授業となり、生徒はより幅広い知識を学び、社会での対応力を広げることにもなります。本年度は、特に工業高校の実習や専門教科を中心とした幅広い学びの体制づくりや各学科を超えたものづくりへの取り組み、課題研究での地域貢献、生徒会を中心とした各学校行事への取り組み、部活動の充実、チーム三工の取り組み、安心安全な学校を目指す体制作り、本校独自の知財教育やものづくりを中心とした三池工業ブランド化に向けた取り組み等を推進し、HP(ホームページ)や地域の放送局を使った情報発信等にも力を入れています。
 最後に、我々全職員は、生徒自身が豊かな心を持ち、たくましく生きる心身ともに健康な工業技術者を育成し、社会自立の基盤となる、学力、体力、豊かな心を培うとともに、社会の変化に対応し、社会に知恩感謝の念を持ち、社会を支え、その発展に寄与する力を有したグローバルな工業技術者の育成を図るための人材育成を行っていきます。同帰会、評議委員、PTA、地域の皆様の協力を得ながら110周年を記念の年となるよう一丸となり頑張っていく所存であります。

 

福岡県立三池工業高等学校長 矢野 雅伸



 

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 平成29年度 教育指導重点目標(PDF:174.7キロバイト) 新しいウィンドウで表示(2017年4月28日更新)
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